CONCEPT

築45年の牛乳屋さんをカフェにリノベーション。もともとの間取りを活かすことで工事費を抑えつつ、カフェキッチンを新たに増設するための大規模なインフラ工事を実施しました。100年以上前のアンティークドアなど、歴史ある建材や家具をふんだんに用いた内装空間は、どこか懐かしさを感じる温かい場所となりました。内装は店舗運営者や関係者が、“ジョリパット(アイカ工業製内装材)”を自らの手で塗ったり、DIYイベントを立ち上げて近所の方に手伝って頂きながら施工したりと、つくる過程を楽しんでいらっしゃったのが印象的です。牛乳屋さん時代に冷蔵庫の入り口として使われていた金属製のドアは、会議室のドアとしてそのまま使うことで、建物の歴史を紡いだ象徴的な場所となりました。