COLUMN

DIY(セルフリノベ)のすすめと、リフォーム会社がDIYを嫌う理由

こんにちは!

あなたはDIYはお好きですか?

リノベーションは自分ではできないと思っていませんか?

やってみれば、案外自分たちでもできちゃうんです!

プロの力を借りて、自分で作る住宅というものがあっても良いのではないでしょうか?

今日は、私がDIYで自宅を創ることを推奨する理由と、その裏側にある建築業界の裏話をお伝えします。

 

DIYリノベを推奨する理由

住宅は「商品」であるべきじゃない!

「商品」という言葉の違和感

私は7年間ハウスメーカー系のリフォーム会社で営業マンをしていました。

そこでは、日ごろから系列のハウスメーカーの営業マンや他の住宅メーカーの人と話す機会があります。

そこで、常々気になっていた言葉があります。

それは、「弊社の商品は・・・」「この商品は〇〇という特徴があるラインナップです・・・」etc という言葉です。

ハウスメーカーは、自社の建物のことを「商品」と表現することが一般的ですが、私はこれを好きになれませんでした。

それぞれの家にはそれぞれの生活があって、それぞれの幸せな家庭があるべきです。それを商品という言葉に当てはめると、なんだか規格化された、冷たくてつまらないものに感じてしまうからです。

この「商品」という言葉、あなたは違和感を感じませんか?

 

ハウスメーカーの功績とこれから

一方でハウスメーカーの功績は、戦後の日本の住宅事情を大幅に改善し、良質で均質的な住宅を、大量に世の中に提供できたことだと思います。

これは、ひとえに住宅が「商品」だからできたことでしょう。

しかし時代は変わり、住宅にも、一人ひとりのライフスタイルに合わせた、個性が求められる時代になりました。

ハウスメーカーはこのまま「商品」を売り続け、消費者はただ単純に購入していて良いのでしょうか?

 

ライフスタイルにあった、個性豊かな住宅は、作り手が一方的に与えるものではないと思います。

時間や手間は余計にかかっても、住む人が自ら創ることの素晴らしさを提供していきたいと考えています。

 

自分でつくる(創る)ことの楽しさ

住宅が、スペックと値段しか判断材料にできない提供されるものから、自らの意志で自らつくるものに変わったとき、自分でつくることの楽しさを発見できるはずです。

思い出してみてください。子供のころにプラモデルを作って楽しかったこと、積み木でお家を作って遊んだこと、絵の具で色を塗って遊んだこと、、、

誰しもモノづくりでの楽しい思い出はあるのではないでしょうか。

不器用で不格好でも、自分ならではの大切なモノができませんでしたか?

これが自宅という実寸サイズで出来たとき、きっと子供のころのあの思い出を超える楽しさを感じてもらえるはずです。

自分で作ることの楽しさを再発見してみませんか?

 

愛着を持って長く住む

DIYで自宅に手を入れると、必ず愛着が湧きます。

自宅に愛着が持てるというのは素晴らしい事です。

自宅が「商品」であれば、傷一つが常に気になる「欠陥」になりますが、自ら作った自宅であれば、傷一つにも「愛着」が湧いてきます。

子供と一緒に壁に塗装をしたら、プロが塗るより荒いでしょうが、その行為の思い出がずっと残ります。

愛着のある家に長く住むことは、家族にとって幸せなことですね。

 

自宅をDIYで創るメリット

工賃を最大50%削減

工事費の内訳

工事の費用は、次のような内訳です。

  • 材料費・・・・・・・・35%
  • 職人の手間賃・・・・・35%
  • 会社の利益・・・・・・30%

工事の内容や、会社の規模によっても異なりますが、一般的なリノベーション工事は、ざっくり言ってこのような内訳です。

少なくとも、手間賃の部分や会社の利益の部分は工夫次第で削減できそうですよね。

 

何といっても楽しい

モノづくりが好きな人はもちろんですが、あまり興味のない人こそどっぷりとDIYにはまる傾向にあるようです。

まずは本棚一つからで構いません。できそうなことから始めてみたら、意外とはまってしまうかもしれません。

 

メンテナンスもできるようになる

自宅のことで多くの人が困るのが、生活をしてからの様々な不具合です。

例えば、「ドアの調子がわるいなぁ」と思っても、

「使えないわけではないので少し我慢するか・・・」と放置しがちです。ちょっとしたことでわざわざリフォーム会社の人に来てもらうのも億劫ですしね。

そんな時、DIY経験者でしたら、まずは自分でやってみるということが出来ます。

お金もかからず、楽しみながら家をメンテナンスできる人、素敵じゃないですか?

 

DIY ”できる事”と”できない事”

あなたにもできること

難易度低め

  • 壁の塗装
  • フローリング貼り
  • 棚を作る
  • 家具に塗装をする
  • デスクを作る
  • 室内用タイル貼り

難易度高め

  • 石膏ボードを貼る
  • 壁の骨組みを組み立てる
  • 造作キッチンをつくる
  • 壁紙(クロス)を貼る(特に天井は難しい)

プロに任せるべきこと

  • 電気配線やコンセント(資格が必要)
  • 給排水管(漏水すると被害が甚大)
  • 天井の骨組みや、梁をかけること(危険)
  • 解体工事(危険・漏水)

 

とにかくやってみよう

初めての方に特におすすめなのが、塗装です。

壁や天井を大工さんに石膏ボードで仕上げて貰って、普通であれば壁紙(クロス)を職人さんが貼るところ、

クロスの代わりに刷毛やローラーを使って塗装をします。

養生といって、事前準備をしっかりと行えば初心者でもそれなりの出来栄えになります。

一方でクロス貼りは見た目以上に難しいので、まずは収納の中からチャレンジするなど、目立たない場所で練習するといいかもしれません。

 

「リノベーションをDIYで!」に協力的なリフォーム会社が少ない理由

理由① はっきり言って面倒だから

リフォーム会社にとって、お客様から「DIYしたい」と言われると実際のところ面倒なんです。

この業界には、そう思う担当者が非常に多いです。

それは、工事の段取り一つとっても、一度職人が抜けて、お客さんがDIYしてまた職人が入る、、など手間がかかります。

ずっと職人が入っていた方が、会社としては安心ですし、お客さんに怪我でもされたら大変です。

室内に傷をつけたのは誰か?とか、何となくトラブルになるような気もしてしまいます。

 

理由② 会社の利益が少なくなるから

面倒だからという理由以上に大きいのが、この理由です。

先ほど、リノベーション工事の内訳をご紹介しました。

  • 材料費・・・・・・・・35%
  • 職人の手間賃・・・・・35%
  • 会社の利益・・・・・・30%

1000万円の工事費を提示されたら、そのうち250万円~350万円くらいは、リフォーム会社の利益が含まれます。

これは決して暴利をむさぼっているということを言いたいのではありません。

大手の会社ほど、住宅展示場や、テレビCM、ショールームや本社の事務員の経費など、会社を支えるために必要な経費が掛かりすぎるため、どうしてもこのような構造になります。

この利益を確保することがリフォーム会社、リノベーション会社の担当者には求められるわけですが、そのために、利益というのは見積の中にうまーーく紛れ込んでいるのです。(ちょっと言い方が意地悪ですが)

そのため、見積もりを見ても、「会社の利益」という欄はありませんよね?

材料費や職人さんの手間賃の中に、利益を計上して提示していることが普通です。

つまり、例えばフローリング工事が4,000円/㎡ となっていても、職人さんに支払われるのは2,800円/㎡くらいで、会社の利益が1,200円/㎡くらいとなっているのです。

そのため、フローリング工事をDIYにされてしまうと、単純に1200円/㎡分の利益が失われてしまうのです。

 

だからリフォーム会社はDIYを嫌います。当然と言えば当然ですね。自分たちの仕事を取られてしまうのですから。

 

それでもDIYを推奨する理由

 

これからの時代は上のようなことを言っていられる時代ではなくなってきました。

フローリングの貼り手間やフローリング自体の価格だって、ネットで調べればすぐに出てきます。

我々リフォームのプロに求められていることは、5000円のフローリングを8000円で売る話術や、一方的に商品を提供することではなく、

いかにノウハウや技術・知識をお施主様に提供し、共有できるか、また、その対価としてお代をいただけるか?

ということなんだと思います。

共有というのがポイントだと思います。

当社では、DIYや施主支給工事を積極的に推奨し、少しでも安価に、より良い自宅が出来るようお手伝いをしていきたいと考えています。

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