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営業マンに騙されない!”スケルトンリフォームで気を付ける部位”6選

 

あなたは、スケルトンリフォームという言葉を聞いたことがありますか?

リフォームやリノベーションの雑誌をみると、リフォームといえば、スケルトンリフォーム!といった雰囲気さえありますね。

リフォームを検討中のあなたのために、スケルトンリフォームの言葉の意味と気を付けるポイントを解説します。

あなたにとって最良のリフォームとなるよう、是非参考にしてみてください!

ちなみに、「スケルトンリフォーム」という言葉は、戸建の建物にも、ビルやマンションにも共通して使用されるものですが、今回はマンションについて詳しく説明したいと思います。

そもそもスケルトンリフォームって??

一般的な解釈はこんな感じ

スケルトンとは、英語でskeleton=骨組み という意味です。要は、構造躯体のことですね。

つまり、スケルトンリフォームとは、[keikou]「構造躯体だけを残して、それ以外を新しくする」[/keikou]というのが、一般的な解釈です。

これは、マンションのような鉄筋コンクリート造であれば、室内の間仕切り壁とかユニットバスとかキッチンとかetc、、、をすべて撤去して、骨組みである構造躯体のコンクリート が見える状態まで解体してからまた改めて作り始める。ということになります。

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このように、構造躯体の骨組みが見えると、スケルトンリフォームの準備が完了した状態になります。

マンションの場合は、構造躯体の他にスケルトンリフォームでも手を付けてはいけない(リフォーム業者が触ってはいけない)場所がいくつかあります。

それは、区分所有法という法律や、管理規約という[keikou]マンションごとのルール[/keikou]によって明確に決められていますので、勝手に手を付けてしまうと、違法になったり、紛争の原因になる可能性さえあります。[/col2][/colwrap]

 

勘違いされやすいポイント

コンクリートの部分と、縦配管以外は基本的にリフォームできます。ただし、よく勘違いされやすいのが次の3点です。

  • バルコニー
  • 玄関ドア
  • 窓(アルミサッシ)

これらは、「自分しか使わない場所だし、リフォームしてもいいんでしょ?」と勘違いしているお客様が多くいますが、共用部なので勝手な改変はルール違反になってしまいます!十分気を付けましょう。

 

上の図は、リフォームで手を付けてはいけない部分です。

 

特に注意したいのが窓(アルミサッシ)ですね。

勝手に窓をリフォームしてしまい、管理組合で大問題になったという話を聞いたことがあります。

理由はいくつかありますが、窓を変えた住戸だけ、外から見たときの外観が変わってしまうことが特に大きな理由です。

築年数が経ったマンションなどで、マンションの独自ルールである管理規約を変更し、窓のリフォームもできるようになっているマンションも稀にありますので、是非確認してみてください。

管理室か管理会社に問い合わせをすれば、最新の管理規約を閲覧することができます。

このように、中古住宅選びでは、リフォームで変えられない場所があることをしっかりと認識して、物件選びをできるといいですね。

逆に言えば、それ以外の部分は多少目をつむってもOK!スケルトンリフォームなら、一新できるので安心してください。

大切なのは、「[keikou]ルール上問題のない範囲まですべて解体する[/keikou]」ことがスケルトンリフォームだということです。これがスケルトンリフォームのメリットなのです。

 

「リノベーション」・「フルリフォーム」との違い

では、、よく聞くほかの言葉で「リノベーション」とか「フルリフォーム」という言葉がありますね。それぞれ、「スケルトンリフォーム」とはどのように違うのでしょうか?

このあたりは、単に言葉の違いで、同じなんでしょ?と侮るなかれ、実はすごく大事なことなんです。

是非覚えておいてくださいね。

まず「リノベーション

「Wikipedia」を見てみましょう。

リノベーションとは、既存の建物に大規模な改修工事を行い、用途や機能を変更して性能を向上させたり付加価値を与えることである。マンションの一部屋から一棟、また、木造・RC造・鉄骨造等、特に構造に関係なく行うことが可能。

そう。[keikou]用途や機能を変更すること[/keikou]が本来の意味でのリノベーションなのです。

ただし、世間一般での使われ方は、各会社、もうほんとに自由に解釈してリノベーションという言葉を使ってしまっています。結果的に、リノベーションという言葉は、定義が曖昧なまま使われている状況だ、ということを理解してください。

現状、リノベーションという言葉が独り歩きしてしまっているような状態なのです。

 

次に「フルリフォーム

これも、実は言葉の定義自体は非常に曖昧です。

各会社または各営業担当者によって、同じ言葉を使いつつも想定していることは違う可能性があります。

ある人は、「目に見えるところは全てリフォームする」と捉えていて、ある人は「目に見えないところまですべてリフォームする」と捉えていることがあります。

 

さて、これは非常に大事なことです。

会社や営業担当者によって、同じ言葉を使っていても異なるイメージを抱いている可能性があるということなのです。

また、それがお客様であるあなたとの間でも、[keikou]イメージ違いのまま話が進んでいる可能性がある[/keikou]のです。

「リノベーション」や「フルリフォーム」という言葉の意味が実はあいまいな一方で、「スケルトンリフォーム」という言葉は[keikou]「ルール上問題のない範囲まで、すべて解体すること」[/keikou]これが言葉の定義でしたね。

登場した3つの言葉の中で、唯一、明確な定義をもって使用されている言葉なのです。すべてという部分が大切です。

住宅の営業マンでも、これらの言葉を混同して使用している人がいかに多い事か、、、

それでも、お客様と営業マンが同じイメージを抱けていれば良いのですが、お客様はすべて解体すると思っていたが、営業マンや会社は、「目に見えないところは残す予定だった」なんてことになりかねません。

リノベーション」「フルリフォーム」「スケルトンリフォーム」と、似たような言葉が飛び交う業界の現状です。

その意味をしっかりと理解して、工事の内容に行き違いやイメージ違いが無いか、よく確認してみてください。

 

こんなはずじゃなかった!を防ぐ具体的な対策  6選

ここまで、序章が長くなってしまいました。本題の「気を付ける部位6選」を始めます。

既にあなたが、リフォームの打合せを進めているのであれば、担当者と[keikou]正確に意思疎通を図ること[/keikou]が大変重要です。

[keikou]「リフォームで解体する範囲=新しくする範囲」[/keikou]を明確にして欲しい旨を、営業マンに伝えてみましょう。特に以下の点は盲点です。

外周部の石膏ボード

通常のマンションでは、普段見えている壁紙の下に、断熱材と石膏ボードが貼られているケースがほとんどです。

「スケルトンリフォーム」を謳っていても、この断熱材と石膏ボードは撤去しないという考え方の会社もありますので、注意が必要です。

築年数の経過したマンションや、過去に何度も壁紙を張り替えている部屋の場合、石膏ボードを更新しないと、新しく貼った壁紙がきれいに貼れないこともありますので、注意が必要です。

GL工法と断熱の説明

GL工法と断熱の説明

断熱材

断熱材も同様です。ただし、吹付断熱の場合は、特別な理由がない限り、あえて更新する必要もないと思いますので、撤去しないから手抜きだ。。というわけではありません。念のため。

また、同じ「スケルトンリフォーム」を謳っていても、断熱からやり替えるという会社は少数派のようです。

結露に困っている、とか、寒さ対策をしたいという方は、しっかりと確認しておきましょう。

ちなみに、断熱は壁だけでなく、柱や梁など、外部に近いところは徹底的に行う必要があります。

キッチンや浴室の排気ダクト

キッチン排気ダクト

キッチン排気ダクトの画像

排気ダクトも、スケルトンリフォームで更新することができます。キッチンの排気ダクトについては、レンジフードから3m程度は更新をお勧めします。

近年のレンジフードは高性能化が進み、油汚れをレンジフードの奥やダクトの中まで届かせずに手前で油の処理ができるようになっていますが、古いレンジフードは性能がそこまで良くないため、ダクトの中が汚れていることがあります。

ただ、レンジフードに近い部分だけが極端に汚れていても、遠くなるにしたがって汚れは少なくなります。

目安としてはレンジフードから3m程度は、スケルトンリフォームの際に交換しておくとよいでしょう。

床の下地材や天井の骨組み

あなたが「スケルトンリフォーム」とオーダーしているのであれば、床や天井はすべて解体されて新しく作られないとおかしいのですが、良からぬリフォーム業者の中には、スケルトンリフォームと謳いながら床はフローリングの張替えだけ、天井は壁紙の張替えだけ、というコスト削減をし、工事内容を曖昧にして誤魔化されることも考えられます。

最初からスケルトンリフォームをいう認識ではなく、お互いが部分リフォームとして認識していれば全く問題のない事なのですが、イメージしている工事がスケルトンリフォームなのであれば、イメージと違う内容にならないように注意してください。

電気配線

電気配線については、使用される環境によって寿命が決まるため、一律に寿命というものを決められないのが厄介なところです。30年・40年使用されていても、目視の限り大して劣化していないことが多いのですが、結露しやすい場所では配線が痛んでいたり、例えば過去にネズミにかじられたと思われる部分が見つかることもあります。

スケルトンリフォームをするのであれば、全て新しくするのが定石です。このようなところで業者に勝手に予算削減されないよう、知識の一つに入れておいていただけると良いでしょう。

給水管・排水管

給排水管については、築年数によって変わります。

  • ~昭和49年・・・・・・・・・・ 絶対交換しましょう
  • 昭和50年から平成10年・・・・やっぱり交換しましょう
  • 平成11年以降・・・・・・・・・交換しなくてもOK

理由は長くなるので、別の記事で説明しますね。

まとめ

スケルトンリフォームという言葉のほかに、リノベーション、フルリフォームという言葉があり、どれも似ています。しかし、それぞれの言葉の定義は実は曖昧です。

言葉の響きに騙されず、工事の内容に着目してください。

あなたが考える「スケルトンリフォーム」とリフォーム業者が言っている「スケルトンリフォーム」の工事内容は本当に同じですか?

相違があると、お互いにとっていいことはありません。トラブルの基になりますし、後からがっかりする原因にもなります。

 

いかがでしたでしょうか。

スケルトンリフォームの魅力は、間取りが自由にできたり、配管等の普段見えない個所を全面的にリフォームできるところにあります。工事内容を部位ごとにしっかりと確認することで、納得のいくリフォーム工事になるのではないでしょうか。

 

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